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■ 情婦

作品名 情婦
公開年月 1958/03
上映時間 117分
監督 ビリー・ワイルダー 
原作 アガサ・クリスティ 
ジャンル ドラマ/サスペンス/ミステリー
出演者 タイロン・パワーマレーネ・ディートリッヒチャールズ・ロートン
主な映画賞 1957年アカデミー賞ノミネート:主演男優賞、助演女優賞、監督賞
解説 アガサ・クリスティが自身の短編小説を基に戯曲化した『検察側の証人』の映画化。ミステリー映画というジャンルの中で、間違いなく最高峰に位置する傑作である。

金持ちの未亡人を殺した容疑をかけられたレナード(パワー)は、老齢ながらロンドンきっての敏腕弁護士ロバーツ(ロートン)に弁護を依頼。だが“検察側の証人”として法廷に立ったレナードの妻クリスティーネ(ディートリッヒ)から、思いもかけない証言が発せられた……。

ミステリーの解説ほど馬鹿げたものはないので、これ以上ストーリーは語れない。ストーリーだけでも充分面白い作品だが、それだけでは名作には成りえない。ロートン、ディートリッヒ、パワーの芸達者ぶりと、ワイルダーの語り口の上手さがあってこそ、ここまでの完成度を誇る映画となったのだ。

それは、82年にTVムービーとしてリメイクされた「検察側の証人」が物語以上の魅力を持ち得なかった事でも明らかであろう。
管理人
の感想

ただ、『ブラボー』の一言しかいえないサスペンス映画の最高傑作!
十二人の怒れる男』かこの『情婦』が、サスペンス映画の最高峰だと思う。同じ裁判モノ映画だが、中身が全く異なる。

この情婦の監督は、巨匠ビリーワイルダーである。彼は、『脚本ありき』という前提で映画を作るので、彼の映画は涙アリ、笑いアリの人情映画に仕上がっている。

私は、もちろん彼の作品はほとんど見たが、『お熱いのが好き』や『アパートの鍵貸します』、『第17捕虜収容所』『サンセット大通り』など他にも色々な作品があり、その中で特にこの『情婦』は恐らくナンバーワンだと思う。
『古き良き時代のアメリカ映画』の監督の一人である。

私がなぜこのようにワイルダーの作品をベタ誉めするのかというと、人間のハッピーな部分やダークな部分を素直に表現し、エンディングには見ている人を嫌な気持ちにせず、楽しく終わらせる作品が多いからだ。

だから、映画をみていると笑わせられる作品が多い。またワイルダーの映画には、とても人間くさい人物がでてくる。今回は主役の弁護士が、とても人間くさい役柄でセリフの一言一言惹きつかられる。特に最後の5秒のセリフにはやられました(笑)ネタバレするので紹介しませんが、見ている人は必ず『ほっほ〜☆(笑)』となるでしょう

また脇役であっても、良い味をだしていて主役以上に目立つ作品もある。『恋人よ帰れ!わが胸に』という映画の脇役、ウォルター・マッソが典型的な例。この作品もとてもおもしろいので、また紹介したい。

そして『情婦』の原作、アガサ・クリスティという所がこの映画の凄いところ。ミステリー作家の女王と言われる彼女の作品だけにつまらないわけがない。彼女の作品で映画化になったのが『オリエント急行殺人事件』など多数ある。この作品もドンデン返しの映画。オススメできます。

これらの作品を見ていない映画ファンは見てほしい作品です。

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レビューより
2004年12月27日に発行された雑誌「アエラ」で、「映画識者や著名人の選ぶ名作ミステリー映画」という記事がありました。そのランキングで「情婦」は堂々の第2位にランクインされています。

「情婦」は、職業作家や評論家といった、いわゆる通の方達から強力に支持されている映画なのです。「まだこれを見ていない人は幸せだ」という人もいるくらいです。そんじょそこらの映画とは格が違います。

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